プロフィール

佐一は1896年京都、今の綾部市に生まれました。 佐一が18才の時、写生旅行に訪れていた鹿子木孟郎画伯に 認められ入門し、30才から 10年間、鹿子木先生の助手及び、 鹿子木画塾と鹿子木アカデミーの教授 をしていました。 1935年39才の時、1年間、フランス・パリのルーブル美術学院に 在籍し、パリを中心にドイツ・ベルギー・オランダ等、巡遊して 写生に取り組みました。パリで写生をしている時に、 20世紀の”アルベルト・ジャコメッティー”にされ、 アンリ・マティスも会員に名をつらねる サロン・デ・チュ イルリーの客員に推され、 同会へ絵画を出展しました。 1936年帰国後、画壇の第一線での活動を拒み、京都・綾部市山家 に戻り、自 然豊かな四季の風景をひたすら描きつづけました。 佐一は、学者・宗教家・政治家・陸軍・海軍・軍人・村人・家族など 多くの人々に囲まれ、人情・ご支援を受け、幸福な人生を送りました。 1983年87才、穏やかなほほ笑みを浮かべて、安らかな眠りに つきました。